日中語学専門学院は、1950年設立の大阪府日中友好協会の活動と深く関係しています。協会の活動の１つに日本人向けの大阪中国語学院の開設(1967)があります。この学校は今も続いています。1983年には中国帰国者のための日本語学校を無料で開講しました。この学校の開設を契機に1989年に現在の日中語学専門学院が開設されました。それ以後今日まで日中語学専門学院は高い評価を受け毎年連続で大阪入国管理局優良校となっています。その起源から今日までの詳しい足取りは沿革を読んでいただければわかるので省略します。我々は学校の歴史と伝統に誇りをもっているので、日中の文字で始まる学校名は変えておりません。しかし学院内では、中国、ベトナム、ネパール、ミャンマー、バングラデッシュ、インドネシアなどアジアの国々からの留学生が学んでいます。国の数は今後も増えると予想されます。我々の学院も多くの日本語学校と同様、コロナ禍の影響をもろに受けました。しかし、日中文化グループに加わることによって、コロナ禍の影響を受けたにも関わらず、生徒数は増加し、教室も増え、学校が一層たくましく生まれ変わりました。私はまさに「雨降って地固まる」の思いを実感しています。教師も事務職員もこれまでにないほど新鮮な気持ちで取り組んでいます。大阪は昔から商業の町として栄えていますが、日本を代表する古都である京都、奈良、そして近代的な港町神戸に近く、住むという点では非常に魅力的な場所です。我々は受けいれる生徒たちを生活面では暖かく、勉強に関しては厳しい姿勢で迎えたいと思っています。